老眼がましになった!眼精疲労など目の問題にも鍼灸で
「先生、いい報告が(^^)目がよく見えるようになったんです!」
50代の女性の患者さんが席に着くなりおっしゃって下さいました。
元々は肩こり、腰痛、慢性的な疲れで来ていただいています。
徐々に老眼がすすみ、+1.5の眼鏡だったのがここ最近は
2.0、2.5とどんどんきつくなっていたとのことですが、
「クラクラするようになったので」と1.5に戻したら落ち着き、良く見えるとのこと。
もともと、お仕事が細かな作業の多い方なので、実感頂けたようです。喜んで頂いてよかったです。
他にも、
「免許切り替え前に、施術受けといたらよかったわー」と
いって下さった男性の方がいます。
施術を受けた後は視野がはっきりするとのこと。
もちろん、ピントも合うのでもしかすると一時的に視力も上がっているかもしれません。
東洋医学の理論上は視力回復もありえますが、あくまで理論上になります。
年齢的なこと、生活習慣、体質など
すべての条件がかみ合わないと、近視の方が元に戻るということはかなり難しいです。
実際に私自身近視です(^^;)
本気で回復させるとなるとかなり難しいですが、一時的に疲れによってなっているということであれば今回のように回復が可能だという事が私自身実感できました。
東洋医学では目の働きは
「肝」と関係が深いという考え方になります。
一つは、目のピントの調節の働きです。
近くを見たり、遠くを見たり。
これは毛様体筋という筋肉の働きです。
もう一つは眼球自体を支えている筋肉の働きになります。
「眼精疲労」と調べると、眼球は筋肉に支えられており動きが無く常に同じ位置を維持すると疲労が起きるとあります。
パソコンやスマフォなど一定の距離、一定の位置を見る事が多い現代社会では負担をかけることが本当に多いです。
ただ、そういう生活をしていても眼精疲労、老眼になりやすい人、なりにくい人に分かれます。
それが、体質の違いです。
生まれつきももちろんありますし、ここまでの人生の習慣などで体質の差が出てくるという事です。
そして東洋医学ではその体質の根本が内臓である五臓。
そしてその一つ「肝」が目の働きと関係していると考えます。
だから、簡単に言うと「肝が疲れている、問題があるので目に影響が出ている」という事になります。
施術後に一時的に目がスッキリし見えやすくなる要因の一つは「肝」が回復し目の働きがよくなったということです。
ただ、老眼や長年の視力の問題(例えば近視)となると実は「肝」だけを施術の目的にしてもなかなかよくなりません。
これが、なかなか視力回復が難しいという部分です。
よく、東洋医学の本でも
目=肝
と書かれていますが、それほど単純ではないのです。
肝は根っこである五臓(内臓)の1つです。
残りの4つとバランスを取り正常な状態を保ちます。
この関係性をしっかり読み解き施術すること。
目にはこのツボみたいな簡単な問題ではないという事ですね(^^)
そして、もちろん生活習慣を見直すことが重要です。
スマフォやテレビ、パソコンとの付き合いは相当変えないといけないかもですね。
そして、肝に負担をかけない生活が重要なので、
「筋肉」に負担をかけるのもよくないです。
東洋医学には肝は筋を主る(つかさどる)という言葉があります。
筋肉への負担は肝への負担ということです。
筋トレはどうでしょうか?
お酒の飲みすぎも肝に負担をかけますね。
目を使うだけが、眼精疲労の原因ではないという事です。
今回の老眼がましになったと言って下さった方は、定期的に通ってくださっています。
生活習慣も気にかけてくださっています。
その結果、五臓が整い老眼という症状は少しマシになったと考えます。
なかなか、忙しくされている方なので、まだ肩こり、腰も・・・と言われています”(-“”-)”
それでも体質が改善していることを実感してくださり、「がんばります!」と言って下さったので、私もしっかり身体の力を取り戻してもらえるようサポートを続けます。
結局、目については「肝」しか書いていないので、またの機会に目についてはお伝えできればと思います。
忘れていなければ・・・
では!
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