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季節の変わり目に感じる不調と東洋医学の視点

5月中旬頃から、体調不良を訴える方が増えてきた印象があります。

鍼灸院にも「なんとなく不調が続いている」「気分が優れない」といったご相談が増えてきました。
実際に症状が現れる前から、少しずつ身体に負担がかかっていたのかもしれません。

寒暖差が自律神経に与える影響

今年は春が過ぎても寒暖差が大きく、なかなか気候が安定しませんでした。
テレビなどでも話題になっていますが、急激な気温変化は自律神経にストレスを与え、心身のバランスを崩しやすくします。

東洋医学ではどう捉えるのか?

東洋医学では「人も自然の一部」と考えます。
自然界が季節によって移り変わるように、私たちの体もそれに応じて変化し、調整をしています。
この調整を担っているのが「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」、つまり内臓の働きです。
各季節には、それぞれ活発に働く臓腑があります。
たとえば、夏にもっとも関係が深い臓は「心(しん)=心臓」です。
5月に入り、立夏を過ぎてから体調が崩れた方は、「心」の働きに負担がかかっている可能性があると東洋医学では考えます。

春の疲れを持ち越していませんか?

また、春の時期に無理をした方は、夏の変化についていけず、調子を崩しやすくなります。
気候や生活の変化が重なると、体は自動的に季節に順応しようとする力(自己調整力)をうまく発揮できなくなるのです。

休めているつもりでも、体は疲れているかも?

「新年度」「新生活」など、新しい環境でがんばることが多い春。気分転換にお出かけや運動をする方も多いですが、本当の意味で身体を休める時間を取れていますか?

私もこの5月、万博に行ってリフレッシュしてきました。
ですが、家に帰って一言、「あ〜、疲れた!」。
心はスッキリしていても、体は正直です。遊びも楽しいけれど、休養が足りていないと実感しました。

本当のケア=“休む”こと

季節に順応する力を支えるには、まず「疲れを溜めないこと」が大切です。
身体にしっかりとしたケアと休息を与えること。
それが一番の予防であり、治療にもつながるのです。

当院からのご提案

本当の意味での「自分ケア」、始めてみませんか?
当院では、東洋医学の知見を活かしながら、一人ひとりの不調に寄り添う施術を行っています。

また、2025年6月からは、東洋医学の視点で季節ごとの不調や体の変化について、定期的にブログでも情報をお届けしていきます。
どうぞ今後の更新も楽しみにしていてくださいね。

まとめ

・5月から体調不良が増えているのは、寒暖差や自律神経の乱れが関係しているかも。
・東洋医学では、夏は「心(しん)」の働きが要。春の疲れが影響することも。
・気分転換も大事だけど、「本当の休息」こそが不調予防のカギ。
・自分をいたわる時間を、意識的に作っていきましょう。

やまと鍼灸院 院長 山本達也
この記事を書いた人やまと鍼灸院 院長
山本達也

昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施


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