カゼをひかないために!冬の過ごし方②
前回に引き続き、冬の過ごし方です。
冬は『閉蔵(へいぞう)』
という言葉で表されています。
前回のよく寝るのも
外へ活発にならず、内に蔵(くら)の中に閉じおさめる、かくすというイメージになります。
前回のブログこちら
今日は体の働きの中でも冬に避けた方が良い事です。
東洋医学の原典『黄帝内経(こうていだいけい)』では、
【去寒就温無泄皮膚使氣亟奪】
とかいていますが、読み方はひとまず置いといて、意味は
【寒さを避け温かくしなさい。
汗を出し陽気を使い、消耗するようなことはしてはいけない。】
ということが意味になります。
寒さをさけ、温かくはそのままです。
ポイントは
「汗をかくな!」
ということです。
汗をかき陽気を使う。
東洋医学ではこのような表現をします。
それをしてはいけない時期が冬です。
汗は体温を下げるための働きになります。
毛細血管、汗腺などが働き、熱くなった体温の調節をするのですが、
この、毛細血管や汗腺は『外側』の働きになります。
冬の時期は『閉蔵』
流れは内側が中心となり外に行かないよう、
外へもらさないように閉じ込める時期になります。
反対に夏は、汗をかき、陽気を外へめぐらす時期、すなわち
陽気を活発に働かせる事になるので、
冬に汗を出すということは、
冬に夏の体にしてしまっているということになります。
前回のブログでも伝えていますが、冬は、
【充電】【冬眠】の時期
すなわち、休息の時期になります。
この時期に休息と蓄えをすることが、
春、夏の活動にかかわってきます。
(私も学生時代は正反対してましたが(笑))
寒さをさけ、温かくしなさい。
と書いていますが、
『汗をかくほどはダメ』ということですね。
なので、来て下さる方には、
「冬の長風呂はダメですよ」
っていいます。
悲しむ人もいますが、
「長風呂しんどかった!」
「入らないといけないと思って無理してた」
という人が案外多かったりします。
ましてや激しい運動は・・・
筋肉動かし、汗をかく
外ばっかり働かせてる!!
ってことになるので、調子の悪い人は特におすすめしません。
冬は寒くて当たり前!
ちょっと寒め、でも冷えすぎないように、
静かに過ごす。
これが、健康のポイントになります。
試すか、試さないかはあなた次第!
私は、もう10年以上シャワーのみ。
もちろん冬も!(旅行は別(笑))
お風呂、運動、体を温めるということへ
東洋医学の視点から
お伝えしたいことはたっぷりありますが、
今後のネタに置いときます。
(過去のブログに結構書いちゃってるんで繰り返しっぽくなりますが(^^;))
では、また!
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