元気やいうても、動き過ぎはダメ!咳、鼻水、発熱の原因は
以前に
子どもはかぜの子だ
というブログを書いて結構な日数たってしまいました。
人の身体は陰陽のバランスで成り立っている。
子どもは陽の方が勝っているので、
熱が多く、暑がりな子が多いし、
騒がしくなりやすい。
そんなお話だったと思います。
そのブログはこちら
陽が勝っているという事は
裏で陰が負けている
という考え方になります。
陰は、冷たい、清らか、静か
といったエネルギーです。
子どもはこの陰のエネルギーが成長段階で
少な目なので、
「陽が目立っている」
という事がいえます。
もちろん個人差があるので、
本当に活発な子、
静かな子と
個性があるわけですが、
これも東洋医学からみると
五臓のバランスと関係があります。
それはひとまず別の話として、
まず、人は陰のエネルギーがないと生まれません
その後、陽のエネルギーで
ちょうど枝葉が伸びるイメージで成長していきます。
必ず陰があって、陽が働き、
その逆にもなります。
文章だと哲学っぽいのでここまでで。
子どもに話を戻すと、
この時期でも元気に活発に動きます。
それでもカゼをひくわけですが、
活発に動くというのは陽の働きになります。
その為に、陰は一生懸命バックアップ、
支えている働きをしているのです。
しかし、度を過ぎて動きすぎる。
陽の働きが過剰になると、
陰が「もう限界。支えきれない!」
となります。
そうすると、陽が暴走開始!
「発熱」はまさにこの状態です。
そのほか、
のどの痛み、咳、鼻水と
「炎」症ですから、熱が活発になり過ぎた
陽が目立ちすぎの状態になります。
もともと、子どもは陰が少な目なので、
無理をすると、陽の暴走が激しく出ます。
高熱が出る
のも、子どもに多いですね。
熱性けいれんもこの考え方になります。
熱の出始めこそ、バランスをとるために
寒気を訴える子もいますが、
基本的には、暑がる場合が多い。
熱がある割には活動したがる。
じっと寝れない。
という子が多いです。
学校を休んでいるのに(笑)
これは、冬の寒さの為にカゼをひいたのではなく、
活動しすぎて「オーバーヒート」した。
と考えます。
そして冬に風邪をひくという事が多いのは、
冬は冬眠の時期の通り、
あまり活発に活動すべき時期ではありません。
陰の時期という事です。
なので、そんな時期に動き回る
「陽」の働きをする
ことになりますから、
余計、問題がでるということです。
逆に夏は多少動いても、無理がきくわけです。
冬がやたら眠いのもこのためですね。
そしてそこにプラスして現代は
あまりにも暖房設備が整い過ぎました。
寒い中、多少動くなら、子どもの場合は
自分の身体で冷やせなくても、
自然環境で身体から出る余計な熱と
バランスをとれていたのですが、
家、教室、服装が「暑すぎる!」
動き回ってオーバーヒート
家帰っても。頬っぺた赤くオーバーヒート
熱が逃げきれなくなるので、
炎症、発熱が起きる場合が多いです。
そして、目(視覚)を使う事も
オーバーヒートを生みやすいため、
現代社会はなかなかの、
陽が暴走しやすい世界といえるのです。
もちろん、大人にも言えることです。
ちょっと長くなりましたね。
まとめ
子どもはかぜのこですが、
動きすぎる、寝不足、無理をすると
エネルギ―切れを起こします。
それが、「風邪」のような症状を出します。
「寒くて冷えて」とは限らないのです。
・冬は寒くて当たり前、暖め過ぎない
・冬は夜の時間が長いのでゆっくり寝る
を徹底しましょう。
まずは、自然に沿った生き方を。
そして、睡眠は自然治癒力の発揮。
東洋医学の言い方をすれば、
五臓が働く。ということです。
その働きをより高めるのが
東洋医学であり、鍼灸です。
最近になって子どもさんが
「風邪ひいたから」
と来てくれるようになってきました。
かぜも鍼灸で!
大人ももちろん、早く治りますよ(^^)
では、また。
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