生理痛、生理不順 月経のとらえ方
『はり」や『灸』が生理痛や生理不順、いわゆる、月経の問題に効くという情報を得て、やまと鍼灸院に来られる方が多くいらっしゃいます。
自然医学である東洋医学ではどのようになれば月経がおこるのか
ということもきちんと記されています。
それを簡単にお伝えします。
アメブロでも『東洋医学について』と題して少し説明していますので今回はポイントになります。
月経が起こるためには材料が必要になります。ぱっと思いつくもので言えば
やはり、『血』でしょうか。
そうなんです。
ものすごく関係していますね。
『血』とは液体になりますから身体では『水を作る働き、流れ』などと関係しています。
その水を作る働きで最も関係があるのが『腎』という臓です。
『腎』は成長と老化にも大きくかかわり、あの有名なCM女性は7の倍数
男性は8の倍数で・・・の話はまさに『腎』の働きと身体の変化を表した文章から引用されています。
そこでは簡単に言うとこう書かれています。
『14歳ごろに『腎』の働きでそろそろ身体に必要な水が作られてきたので子宮と関係している経脈(血などが流れるところ)に流せるものが溢れはじめた。そこに血を送り込むことで、子宮に必要なものが送る事が出来るから月経が始まりますよ。』
と。
成長の過程でしっかり蓄えられてきたものが14歳ごろでいっぱいになって子宮つながるルートにあふれてくるということです。
なんとなくイメージできるでしょうか。
前回も書きましたが、生理痛や生理不順は簡単に考えると
1.作る場所の問題
2.血が流れてくるルートの問題
3.送られる子宮(東洋医学では女子胞)の問題
で考えます。もちろん重複することもあります。
例えば痛みで言うとストレスで出たりします。
ストレスってギュっと緊張しますよね。
なかなかストレスでフワッと緩むとは表現しないですよね(笑)
経脈もまたストレスで緊張します。
生理の時期と重なればその経脈がしっかり働かないといけないのに
ギュッと緊張したまま、そこに大量に血が流れてきて・・・
何か問題でない方がおかしいですよね。
この場合はストレスの除去や身体の緊張を取らないといけない
ということです。
痛みの出る月経の前、仕事でプライベートでなどストレスの掛かるようなことはなかったかな?
となるんですね。
痛みが悪いのではなく、ストレスなどの『結果で起きている事』
これを忘れないでください。
では、いつも生理痛の人はどうでしょう。
次回はそのあたりもお伝えします。
経脈はホースで例えるとわかりやすいです。
ストレスなどがかかり緊張するとギュっとなります。痛そうですよね。
このようにギュッとならざるを得ない原因はいろいろあります。
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