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自律神経と整える自然のリズムを大切に!夏編

夏の過ごし方と題してブログ更新です!
と発信しだした途端、気温の低い日になってますね・・・

気を撮り直して前回からの続きです
前回はこちらをクリック

東洋医学の聖典である「黄帝内経(こうていだいけい)」には

『夏の三月、これを蕃秀(ばんしゅう)という』

という言葉が夏の特徴を表します。

これは、盛んに茂る(蕃)スラリと伸びる(秀)という意味があります。
自然を例にしているだけですので、万物すべてが夏はこのようになるのが「普通」と考えます。

『華(はな)さき實(みのる)』ともあります。

まさに活発なイメージですね。


そして、

『夜になったら寝て、早く起きよ』

と書かれています。

ただ、この夜になったら寝ては、太陽を基準にしている昔のことですから、相当早いとは思ってください。少し遅めでも大丈夫というニュアンスぐらいですね。

『日(太陽)を嫌に思ったり、避けたりしない』

ということなので、太陽の出ている時間が大切になりますから、日照時間の長くなる夏に合わせて起きて活動しょうということになります。
また夏らしく太陽の陽の光を浴びる大切さを説いているということです。



確かにこの時期に入り、夜に多少遅く寝ても早く起きられる実感があります。身体がそのように変化しているのでしょう。

しかし早く寝る分にはいいのでここはお間違えなく。疲れている時や体調が悪い時に遅く寝ることを続けるとやはり身体に出るので体調の悪い方は早く寝ることです。

『外に気(エネルギー)をめぐらせよう』と書かれています。

これは、自然も身体も内にこもらず、こもらせずに外に出る時期ですよ、ということです。もちろん身体自体もそのような流れになりますので、他の時期に比べ動きやすいですし、動くことを少し心がけるのが良いということになります。

この時期は、動物の鳴き声、虫の声、動きなど活発になっていることを感じるのではないでしょうか?

人ももちろんそのリズムで動いていますので、あまりにも動き無さ過ぎ、クーラーの中で閉じこもっていると身体のめぐりが悪くなり健康を害します。

これから、暑くなりまた湿気も多くなる時期になり、部屋にこもりクーラー、除湿の快適な空間に居る機会が増えるかもしれません。

次回以降も書きますが、確かに熱中症の対策や、子ども、お年寄りなどは注意が必要です。

それでも過度な温度調節は、返って自然のリズムに反する環境を作り自分自身で身体の働きの邪魔をしていることになります。

その働きの一つが【自律神経】です!

毎年、五月病や6月に体調を崩す、また夏は苦手という方は一度見直してみてはいかがでしょうか。

やまと鍼灸院 院長 山本達也
この記事を書いた人やまと鍼灸院 院長
山本達也

昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施

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