明日は夏至。動悸・のぼせ・落ち着かなさは、夏の力のサインかも
明日は夏至です。 昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
夏至は、一年の中でも太陽の力が最も高まる頃です。
5月の立夏から、暦の上では夏に入りました。
そして6月後半、夏至を迎えるこの時期は、夏の陽気が大きく満ちていきます。
東洋医学では、夏は「心」と関係の深い時期と考えます。
心は、血の巡りや精神活動とも関係する大切な働きです。
夏の力が高まると、自然界のエネルギーは外へ外へと広がります。
人の体も、本来は活動的になりやすくなります。
体が動きやすい。
外に出たくなる。
人と関わりたくなる。
気持ちが外へ向かいやすくなる。
こうした反応は、夏の時期らしい自然な流れでもあります。
ただ、夏至前後は陽の力が強く満ちる頃です。
体のエンジンがかかりやすくなる一方で、その働きが強く出すぎると、少し落ち着きにくく感じることがあります。
動悸がする。
胸がざわざわする。
息が浅く感じる。
のぼせる。
頭に熱がこもる。
眠りが浅くなる。
頭が休まらない。
こうした状態は、夏の力を体が強く受けているサインかもしれません。
運動している時に心臓がドキドキするのは、体を動かしているからだと分かりやすいです。
しかし、じっとしている時や、緊張した時、ストレスを感じた時に動悸が出ると、それを不安として受け取ってしまうことがあります。
すると、
「何かおかしいのでは」
「大丈夫かな」
と、さらに意識が胸や呼吸に向きやすくなります。
その結果、動悸や息苦しさを余計に感じやすくなることもあります。
東洋医学では、こうした状態を「心」の働きの高まりや、のぼせ、火が上にのぼる状態として見ることがあります。
のぼせとは、体の熱や気が上にのぼり、上半身や頭の方に偏りやすくなっている状態です。
顔がほてる。
頭に熱がこもる感じがする。
胸のあたりが落ち着かない。
頭ばかりが働いて休まらない。
こうした感じがある時は、体の中で上にのぼる力が強くなっているのかもしれません。
もちろん、火があること自体が悪いわけではありません。
夏の時期は、本来、陽の力が高まり、活動的になる時期です。
ただ、その力が強く出すぎたり、体の中でうまくおさまらなくなると、動悸やのぼせ、落ち着かなさとして感じることがあります。
大切なのは、すぐに怖いものとして決めつけるのではなく、体がこの時期の影響を受けているサインとして見てあげることです。
夏至前後は、活動する力が高まりやすい一方で、心を落ち着ける時間も大切になります。
深く息を吐く。
夜は明るい画面を見すぎない。
予定を詰め込みすぎない。
汗をかいた日は早めに休む。
頭を使いすぎた日は、静かな時間をつくる。
こうした小さな養生が、心の働きを落ち着ける助けになります。
明日は夏至。
陽の力が満ちるこの時期は、体も心も動きやすくなります。
だからこそ、動悸や胸のざわざわ、のぼせ、落ち着かなさ、眠りの浅さといった小さなサインにも目を向けてあげることが大切です。
夏の力をうまく受け取りながら、体の巡りや熱の偏りを整えていきましょう。
動悸、のぼせ、落ち着かなさ、眠りの浅さが気になる方は、体の状態を整えていくことも大切です。
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山本達也
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施






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