自律神経も乱れる。ストレスは、昔っから強敵!○○を整えて打ち勝つ身体づくりとは?
今日はこの話の流れが多かったので、そのお話(^^)
東洋医学には、病の原因を
外因
内因
不内外因
と大まかに三つに分けて考えます。
外因は温度、気候など
内因は感情、精神面(俗にストレス)
不内外因は外因、内因以外。外傷など
どれも、厄介ではありますが、
もっともやっかいなのは
「内因」
ストレスです。
何故厄介かというと、
東洋医学では、外・内という考えがあります。
外因である、温度の変化などは
皮膚→血管→筋肉→
というような感じで外から徐々に攻めてくる感じです。
なので、途中の段階で対処すれば大事な内臓までは届きません。
東洋医学において、内臓は身体の根っこです。
そこまで到達すると、相当健康を害することになります。
現代社会では、居住、衣服、食べ物がまず揃っていますから、
心掛ければ守りやすいとも考えられます。
(心掛ければ、ですが・・・)
しかし、
内因は感情によるダメージ。
すなわち、『ストレス』です。
そして、もっとも厄介なことに、
大事な内臓に直でダメージをくらわします。
失恋でご飯が食べれない。
緊張でお腹が緩くなる。
嫌いな人が近くにいると吐き気がする。
もっとわかりやすく言えば、
ストレスで、胃炎、胃潰瘍になるのもそのためです。
とくに東洋医学の文献では
「怒り」はよくないと何度も書かれています。
怒りの字の成り立ちは
奴+心になります。
奴隷のような心です。想像してください。
自由を奪われ、虐げられても感情を表に出せない。
腹の中で、沸々と感情が煮えたぎっているようなそんな状態が想像できます。
現代社会でも多いですね。
時代が変わっても、人をむしばむのは
「ストレス」
なのです。
それを避けるためには、環境を変えるのが一番ですが、
なかなか難しい。
それでは考え方、受け止め方を変える。
これまた、訓練が必要です。
ただ、そういったことをしながら、
東洋医学にはもう少しできることがあります。
東洋医学では、
健康は内臓「五臓」が整っていることです。
その方法が伝えられていて、
鍼灸、漢方は内臓を整えることで健康へ導きます。
「腹がすわっている」「肝(きも)がすわっている」
という言葉を聞いたことはありませんか?
どちらも落ち着いて、うろたえない状態を意味するのですが、
東洋医学は内臓を整える。すなわち、
「腹・肝(きも)」を整えるのですから、
少々のことに動じない、
ストレスに打ち勝つ、ハラが作られる。
ということになります。
それが、東洋医学の自然に沿った生き方であり、
内であるハラができれば、外もおのずと整う
という考え方です。
東洋医学は、心身一如。
基本ですが、こういったことからも説明がつき、
昔の人は知っていたという事ですね。
これからも、いろいろ生活の仕方など
ご紹介しますので、参考にして頂ければ幸いです!
では(^^)
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