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秋後半は「まだ動ける」より「少し抑える」|冬に疲れを残さない10月の過ごし方

10月も半ばを過ぎ、秋はいよいよ終盤に入ってきました。

気温も空気も過ごしやすく、旅行やイベント、スポーツ、行事など、何かと予定が増えやすい時期です。

身体も動かしやすく、

「まだまだ元気」
「もう少し動ける」

と思いやすいのですが、これからは少しずつ冬へ向かっていく時期でもあります。

だからこそ今、大切にしたいのは、

「動けるから動く」

ではなく、

「動ける時だからこそ、少し余力を残す」

という考え方です。

10月後半は「少し抑える」意識を


秋の前半までは、夏の暑さが残る日も多く、身体も活動的な状態が続きます。

しかし秋後半に入ると、少しずつ冬に向けた身体へ変化していきます。

この時期に、

・予定を詰め込みすぎる
・食べすぎる
・夜更かしが続く
・休まず動き続ける

といった生活が続くと、その疲れを回復しきれないまま冬へ持ち越してしまうことがあります。

まだ元気だから大丈夫。

ではなく、

まだ元気だからこそ、少し抑える。

そんな意識が大切になってきます。

秋後半は「脾胃」を疲れさせない


東洋医学では、身体が変化していく時期に「脾胃」の働きを大切に考えます。

脾胃とは、食べたものを受け取り、身体に必要なものへ変えていく働きに関わります。

この時期に、

食べ過ぎる。
飲み過ぎる。
間食が増える。

といったことが続くと、消化に多くの力を使うことになります。

元気をつけようとして、たくさん食べる。

それが必ずしも身体を助けるとは限りません。

最近、

・食後に重い
・眠くなる
・身体がだるい
・何となくすっきりしない

という方は、「何を食べているか」だけでなく、

「どれくらい食べているか」

も一度見直してみてください。

子どもの行事の後こそ、休養を

 

この時期は、運動会や遠足、マラソン大会など、子どもたちが身体を動かす行事も多くなります。

元気に走っている。
楽しそうに参加している。

そんな姿を見ると、

「まだまだ元気そう」

と思います。

でも、身体は使った分だけしっかり疲れています。

大切なのは、行事を減らすことではありません。

「動いた後に、きちんと休むこと」です。

行事が終わった後に、さらに習い事や外出を詰め込む。

夜更かしをする。

食べ過ぎる。

こうした積み重ねも、身体にとっては負担になります。

子どもは元気そうに見えるからこそ、大人が少し余白をつくってあげることも大切です。

大人も「楽しかった」と「疲れていない」は別


これは子どもだけではありません。

10月は、大人も予定が増えやすい時期です。

旅行。
飲み会。
スポーツ。
地域の行事。
仕事の集まり。

予定が続いても、その時は楽しく過ごせるので、

「まだ大丈夫」

と思いやすいものです。

でも、

「楽しかった」と「疲れていない」は別です。

身体は、楽しかった予定でも、動いた分だけ疲れています。

帰宅が遅くなったら、翌日は早めに休む。

食事が重なったら、次は少し軽くする。

外出が続いたら、何もしない時間をつくる。

楽しむことを減らす必要はありません。

大切なのは、

「楽しんだ分だけ休む」

というバランスです。

不調の出方は、人それぞれ


同じように忙しく過ごしていても、出てくる症状は人によって違います。

頭痛が出る人。
腰が痛くなる人。
眠りが浅くなる人。
身体がだるくなる人。
動悸や息苦しさとして出る人。

症状が違うと、それぞれ全く別の原因があるように思うかもしれません。

ただ、東洋医学では症状そのものだけを見るのではなく、

「今の身体に、どれくらい余力が残っているのか」

という視点も大切にします。

食べ過ぎていなかったか。

動き過ぎていなかったか。

睡眠を削っていなかったか。

予定を詰め込み過ぎていなかったか。

症状は、身体からの

「そろそろ休んで」

というサインかもしれません。

調子を崩してからではなく、崩す前に


何か症状が出ると、

「何が悪かったのだろう」

と原因を探したくなります。

もちろん、原因を考えることは大切です。

ただ、それと同時に、

「最近、無理を重ねていなかったか」

も振り返ってみてください。

秋の疲れは、そのまま冬に持ち越されることがあります。

そして10月20日からは秋土用に入り、身体はさらに冬へ向かって変化していきます。

だからこそ今は、

調子を崩してから休むのではなく、

崩す前に少し抑える。

食べ過ぎない。
動き過ぎない。
予定を詰め込み過ぎない。
睡眠を削らない。

10月後半は、

「まだ動ける」

ではなく、

「まだ動けるからこそ、少し余力を残す」。

そんな過ごし方を意識してみてください。

やまと鍼灸院 院長 山本達也
この記事を書いた人やまと鍼灸院 院長
山本達也

昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施


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