春・4月はどんな時期?春の後半に起こる身体の変化について
4月に入ると、暖かさも増し、気持ちも少し前向きになりやすい方が多いのではないでしょうか。 昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
一方で、「なんとなく落ち着かない」「体調が不安定」という声も増えやすい時期です。
今回は、東洋医学の視点からみた4月の身体の特徴についてお伝えします。
4月は、春のエネルギーがさらに高まり、身体も心も動きやすくなる時期です。
冬のあいだ内にこもっていたものが、少しずつ外へ向かって動き出し、やる気が出る、動きたくなる、前向きになるといった変化も起こりやすくなります。
東洋医学では、春を「発陳(はっちん)」の季節といいます。
これは、冬のあいだ内に蓄えられていたもの、止まっていたものが、春になると外へ向かって現れてくる、そんな季節の流れを表した言葉です。
漢字から紐解くと、止まっていたものが、弓を弾くような勢いで出てくる。草木が芽吹くように、人の身体や心も春になると外へ向かう力が強まっていきます。
そのため春は、活動的になりやすい一方で、これまで表に出ていなかった不調や変化が現れやすい時期でもあります。
頭痛、めまい、イライラ、眠りの浅さなど、「なんとなく調子が整わない」と感じる方が増えるのも、こうした春特有の変化が関係していることがあります。
また、身体も心も動きやすくなる分、つい無理を重ねやすい時期でもあります。
春は気持ちが前に向きやすく、頑張ろうとしやすい季節ですが、動けるからこそ、知らないうちに頑張りすぎてしまうこともあります。
そして実は、4月下旬になると春もそろそろ後半です。
季節の変わり目である土用も近づいてきます。
だからこそこの時期は、春の勢いに任せて動き続けるだけでなく、整えることを意識したい時期でもあります。
春は早寝早起きが基本の季節です。
さらに、腹八分目を心がけること、無理をしすぎないこと、少し早めに休むことも大切です。
次の季節へスムーズにつながるためにも、そろそろそういう時期が近づいていることを意識して過ごしたいですね。
春は、良くも悪くも変化が出やすい季節です。
「毎年この時期に不調が出やすい」「なんとなく身体がついていかない」と感じる方は、早めに整えておくことも大切です。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。
山本達也
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施






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