6月の重だるさ・むくみは「湿」のサインかもしれません
6月に入り、夏至に向かって日が長くなってきました。 昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
暦の上では夏に入り、自然界のエネルギーは外へ外へと広がっていきます。
東洋医学でも、夏は活動の季節です。
本来であれば、体も動きやすくなり、活動的に過ごしやすい時期でもあります。
ただ、6月はそこに梅雨の湿気が重なります。
そのため、本来は動きやすい季節でありながら、
体が重い。
朝からだるい。
むくみやすい。
首や肩がスッキリしない。
頭が重い。
胃腸の調子が乱れる。
こうした不調を感じる方も増えてきます。
東洋医学では、このような重だるさやむくみには「湿」というものが関係すると考えます。
湿とは、体の中に余分な水分が停滞しているような状態です。
湿気の多い季節は、外の環境の影響を受けて、体の中の水分の巡りも悪くなりやすくなります。
そのため、いつもより体が重く感じたり、動き出すまでに時間がかかったり、気分までスッキリしにくくなることがあります。
これは「気合いが足りない」「怠けている」ということではありません。
季節の影響を、体が受けているサインかもしれません。
特に梅雨時期は、首や肩の重さを感じる方も増えてきます。
いつもの肩こりかな。
疲れがたまっているのかな。
そう思うこともあると思います。
もちろん、姿勢や使いすぎ、疲労も関係します。
ただ、この時期は湿気の影響も見ておきたいところです。
湿は、体の流れを停滞させやすく、重だるさとして出やすいものです。
そのため、体全体が重いだけでなく、首や肩まわりにまとわりつくような重さとして感じることもあります。
さらに、台風前後や雨が続く時期は、気圧の変化も体に影響しやすくなります。
湿気と気圧の変化が重なることで、体がスッキリしにくくなったり、首や肩まわりがいつも以上に重く感じたりすることがあります。
首がスッキリしない。
肩が重い。
頭まで重く感じる。
朝から体が動きにくい。
そんな時は、単なる筋肉の問題だけではなく、季節の湿気や気圧の変化、体の巡りの悪さが関係しているかもしれません。
また、6月はむくみを感じやすい時期でもあります。
朝起きた時に顔がむくむ。
足が重い。
体がスッキリしない。
なんとなく動き出しにくい。
こうした状態も、湿と関係していることがあります。
ここで大切なのは、「汗をかけば全部出る」というわけではないことです。
湿の処理には、小便や大便の働きも大切です。
尿の出方が悪い。
お通じがスッキリしない。
下痢っぽくなる。
お腹が重い。
こうした状態も、体が余分な水分をうまく処理できていないサインかもしれません。
そして、この湿を処理するうえで大切なのが、胃腸の働きです。
東洋医学では、胃腸にあたる「脾胃」が、食べたものを消化吸収するだけでなく、体の水分代謝にも関わると考えます。
梅雨時期は、外の湿気が多いだけでも体は重くなりやすく、胃腸も疲れやすくなります。
そこに、
食べ過ぎ。
飲み過ぎ。
冷たいもの。
甘いもの。
夜遅い食事。
こうした負担が重なると、胃腸が余分な湿をさばききれなくなることがあります。
その結果、
体が重い。
むくむ。
だるい。
お腹が張る。
下痢っぽい。
食欲が乱れる。
といった不調につながることもあります。
6月の湿対策は、特別なことをするよりも、まず胃腸を助けることが大切です。
食べ過ぎない。
飲み過ぎない。
冷たいものを摂りすぎない。
当たり前のようですが、この季節にはとても大切な養生です。
6月は、夏に向かう活動の力と、梅雨による湿気の影響が重なる時期です。
調子よく動ける日もあれば、思った以上に体が重く感じる日もあります。
まずは、季節の変化を知ること。
そして、自分の体の声に気づくこと。
梅雨時期の重だるさやむくみ、首肩のつらさ、胃腸の不調は、体からの大切なサインかもしれません。
無理に頑張りすぎず、体の内側から整えていきましょう。
梅雨時期の重だるさ、むくみ、首肩の重さ、胃腸の不調が気になる方は、体の巡りや胃腸の働きを整えることも大切です。
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山本達也
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施






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