秋土用の過ごし方|食べ過ぎ・動き過ぎ・睡眠不足を見直して冬へ備える
10月20日から、秋の土用に入りました。
土用は、次の時期へ身体が切り替わっていく約18日間です。
今回は秋から冬へ向かう切り替えの時期。
この時期は、何か特別なことを始めるよりも、
「余計な負担を減らす」
という意識が大切です。
食べ過ぎない。
動き過ぎない。
睡眠を削らない。
まずは、こうした基本的なところから見直してみてください。
秋土用は「何かを足す」より「負担を減らす」
秋土用に入ると、身体は少しずつ冬に向けた状態へ変化していきます。
この時期に、
予定を詰め込み過ぎる。
食べ過ぎる。
睡眠時間を削る。
休まず動き続ける。
こうした生活が続くと、身体の切り替えに使いたい余力まで減ってしまいます。
元気をつけるために何かを足す。
というより、
「今ある負担を少し減らす」
という考え方の方が大切です。
食べる量を見直す
東洋医学では、身体が変化していく時期に「脾胃」の働きを大切に考えます。
脾胃は、食べたものを受け取り、身体に必要なものへ変えていく働きに関わります。
ここで大切なのが、
「何を食べるか」
だけでなく、
「どれくらい食べるか」
です。
身体に良いものでも、量が多ければ、その分だけ消化に力を使います。
食欲がある。
美味しいものが増える。
せっかくだからしっかり食べる。
そんな日が続けば、身体の切り替えに使いたい力まで消化に取られてしまいます。
最近、
・食後に重い
・眠くなる
・身体がだるい
・何となくすっきりしない
という方は、食べる内容だけでなく、食べる量も一度見直してみてください。
腹いっぱいではなく、少し余力を残す。
それも、この時期の大切な養生です。
動き過ぎないことも大切
秋土用は、食べ過ぎだけでなく「動き過ぎ」にも注意したい時期です。
仕事。
運動。
外出。
家の用事。
イベント。
身体を使う予定が続けば、その分だけ疲れは積み重なります。
大切なのは、
「何もしない」
ことではなく、
「必要以上に動き過ぎない」
ことです。
いつもなら3つ予定を入れるところを2つにする。
運動した日は、その後をゆっくり過ごす。
外出が続いたら、何もしない時間をつくる。
今、元気に動けているからこそ、少し余白をつくる。
それが冬へ向かう身体を助けます。
睡眠を削らない
秋土用に大切にしたいことの一つが、睡眠です。
仕事が忙しい。
帰宅が遅い。
スマホを見ていたら寝る時間が遅くなった。
予定が続いて、寝る時間が後ろにずれた。
こうした日が重なると、身体は休んでいるつもりでも、十分に回復できなくなります。
特に、
・朝すっきり起きられない
・昼間に眠い
・身体が重い
・何となくだるい
という方は、まず寝る時間を見直してみてください。
秋土用は、
食べ過ぎない。
動き過ぎない。
睡眠を削らない。
というように、少しずつ負担を減らしていく時期です。
夜を少し早く終わらせることも、立派な養生です。
「土用だから仕方ない」で終わらせない
秋土用に入り、
身体が重い。
だるい。
眠い。
頭がすっきりしない。
そんな変化を感じる方もいるかもしれません。
ただ、
「土用だから仕方ない」
「季節の変わり目だから仕方ない」
だけで終わらせないことも大切です。
今の身体に、変化に使えるだけの余力が残っているか。
一度振り返ってみてください。
食べ過ぎていなかったか。
動き過ぎていなかったか。
睡眠を削っていなかったか。
予定を詰め込み過ぎていなかったか。
身体の切り替わりそのものよりも、そこに日々の疲れが重なって不調につながっていることもあります。
症状が出た時は「余力」に目を向ける
何か症状が出ると、
「何が悪かったのだろう」
と原因を探したくなります。
もちろん、それも大切です。
ただ、それと同時に、
「今の身体に、どれくらい余力が残っているか」
という視点も持ってみてください。
頭痛。
腰痛。
眠りの浅さ。
身体のだるさ。
動悸。
息苦しさ。
不調の出方は人それぞれです。
けれど、その背景に、
疲れの積み重なり
が隠れていることもあります。
症状だけを見るのではなく、それまでの生活も一緒に振り返る。
それが、繰り返す不調を見直すきっかけになります。
秋土用は「少し軽くする」
秋土用は、何かを頑張って足す時期ではありません。
むしろ、
食べる量を少し軽くする。
予定を少し減らす。
動いた後は、しっかり休む。
寝る時間を少し早くする。
そんなふうに、生活全体を少し軽くしていく時期です。
身体は、これから冬へ向かって変化していきます。
その変化を邪魔しないためにも、
食べ過ぎない。
動き過ぎない。
睡眠を削らない。
まずは、この3つを意識してみてください。
何かを足す前に、余計な負担を減らす。
秋土用は、そんな過ごし方が大切です。
やまと鍼灸院 昭和56年1月30日生まれ。奈良県吉野郡下市町出身
山本達也
出身校
奈良県立耳成高校・奈良産業大学
東洋医療専門学校・大阪医療技術学園専門学校
保有資格
「はり師・きゅう師」「はり師教員・きゅう師教員」
職歴・活動
岐阜保健短期大学医療専門学校2009~2012まで専任教員として勤務。岐阜保健短期大学にて2年間、非常勤講師を務める。
現在は鍼灸院と並行して、東洋医学の普及、若手鍼灸師育成の為、セミナー・勉強会を実施






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