夏を締めくくり、秋を迎える身体づくり
7月は、一年の中でも身体への負担が大きくなる時期でした。
気温や湿度が高くなり、汗をかきやすくなる一方で、冷房の効いた室内で過ごす時間も増えます。
外は暑く、室内は冷える。
この大きな環境の変化に、身体は常に対応し続けています。
その結果、
・疲れが抜けない
・身体が重だるい
・食欲が落ちてきた
・夜ぐっすり眠れない
このような不調を感じる方も少なくありません。
7月の毎日配信では、この時期を健やかに過ごすための養生についてお伝えしてきました。
夏は活動が高まる時期
暦では、夏は活動性が高まる時期です。
身体は外へ向かう力が強くなり、汗をかいて体温を調節しながら暑さに対応しています。
しかし現代では、長時間の冷房や夜更かし、不規則な生活、スマートフォンを見る時間の増加などにより、本来の身体の働きが乱れやすくなっています。
暑さだけでなく、生活習慣も夏の疲れを大きくする要因になっています。
夏土用は身体を整える期間
7月後半には夏土用を迎えました。
土用は、暦では次の時期へ移る前の約18日間です。
この期間は、身体を整え、次の時期を迎える準備をする大切な時間と考えられています。
特に大切になるのが、胃腸(脾胃)の働きです。
暑さや湿気、冷たい飲み物、食べ過ぎによって胃腸に負担がかかると、
・身体が重だるい
・食欲が落ちる
・疲れが抜けない
といった状態につながりやすくなります。
だからこそ夏土用は、身体を酷使する時期ではなく、身体を整える時期なのです。
「足す」より「整える」
健康のために身体に良いものを食べようと考える方は多いと思います。
もちろん、それも大切です。
しかし、この時期は何かを足すことよりも、身体が本来の働きを発揮できる状態をつくることが重要です。
腹八分目を意識する。
食べ過ぎを控える。
無理を重ねない。
こうした毎日の積み重ねが、胃腸への負担を減らし、身体全体の働きを整えていきます。
クーラーとの付き合い方も大切
暑い夏に冷房は欠かせません。
しかし、冷やし過ぎは身体にとって別の負担になることもあります。
足元が冷えるほど冷房を効かせている場合は、身体が冷え過ぎている一つの目安です。
暑さ対策は大切ですが、身体が本来持っている体温調節の働きも守りながら過ごすことが、健やかな毎日につながります。
立秋を迎える準備
暑さはまだ続きますが、暦では立秋を迎えると秋が始まります。
身体は、私たちが感じるよりも早く次の時期への準備を始めています。
だからこそ、この時期に夏の疲れを残さないことが大切です。
今、身体を整えることが、秋を健やかに迎える準備になります。
やまと鍼灸院が大切にしていること
やまと鍼灸院では、不調だけを見るのではなく、その時期に合わせた身体の働きを大切にしています。
身体は、本来その時期に合った働きを持っています。
鍼灸は、その働きを整え、本来の状態へ近づけるためのお手伝いをするものです。
「最近疲れが抜けない。」
「胃腸の調子が気になる。」
「何となく身体が重い。」
そんな方は、身体からのサインかもしれません。
夏の疲れを持ち越さず、健やかな秋を迎えるために。
今の身体と向き合うきっかけになれば嬉しく思います。






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