冬は寒いから体調を崩すのか?
「冬は寒いから体調を崩しやすい」
このフレーズは誰もが聞いた事があると思います。
もちろんその通りなんですが、これだけで体調が崩れるわけではありません。
その為にもまず、冬がどういう時期か知るところが重要です。
冬は東洋医学では「閉蔵」と表現されます。
蔵に物をしまって置く事という事です。
動物などに例えれば、蔵にしまうという事は、すなわちじっとして動かない、動く事が少ないという事になります。
冬眠がその最たる例ですね。
この時期は木々も枯れ、葉が落ち、土の中で春を待つ植物も少なくありません。
冬は静か、活動しない、寒い、冷たい
が、普通という事です。
一方で、人間はというと、
特に生活が冬だからといって大きく変える人は少ないです。
どちらかといえば、忙しくなっている方も多いかもしれませんし、年末年始で夜更かし、食べ過ぎといったいつも以上に活動的になった人も少なくないのではないでしょうか。
繰り返しますが、冬は活発に活動しないということが基本となります。
夜が長く、寝る時間が長いのもその一つです。
活動しない事が普通の時期に忙しくするので、
「疲れが出やすい」
という事が言えるのです。
その疲れが、カゼの人もいれば、ぎっくり腰の人もいます。
膝が痛い、気分が落ち込むなんてこともあるかもしれません。
動かないことが普通なので、忙しく動くという理にかなっていない事をすると、
「無理が出る」(理が無い)
という事です。
無理の出方は人それぞれです。
免疫力低下かもしれません。こうなると、風邪やインフルエンザです。
体力低下かもしれません。朝起きれない、1日だるい
機能低下かもしれません。ぎっくり腰、筋肉がつる、やる気が出ないなど
回復力低下が入れば、これらは治りにくくなります。
実は、今シーズンの冬は立冬である11月7日から始まっており、そろそろ終わりに近づいています。
最近小学生で流行っている(今年はもう12月からですが)インフルエンザも東洋医学では、ここまでで疲れて弱ったところにウイルスに付け込まれたという考えになります。
年末年始の疲れが重なってということも付け加えられるでしょう。
無理が出たというサインです。
では、この時期快適に過ごせている人は、じーっとして何もしていないのか!
という事になりそうですが、
そんな事ありません。
生活もありますし、仕事もあります。
一つは、身体がもともと丈夫。
身もふたもないですが、天が与えた才能です。大切にしたいですね。
二つ目は季節に沿った生活をしていた。
なかなか少ないですね。これができていたら素晴らしい!
三つ目は上手く疲れが取れるように生活をしていた。
実はこれが一番大切!!
現代人は生活がありますのでここがポイントです。
四つ目はまだ表には出ていない
これはこれで不調が無いのでいいようですが、なかなか自覚できないので怖いですね。
これだけでは無いですが、今不調が無い人は一先ずよかったですね。
では、どうすればいいの?という事になります。
特に今不調のある方、そして症状は出ていないけど無理してたなという自覚のある人へ。
まずは、早く寝ましょう!!
これに尽きます。加えてできるなら、よく寝ましょう(睡眠時間)
理想は22時には睡眠ですが流石に難しい人がほとんどなので、日が変わるまでにが推奨です。
寝ている時間に人は自然治癒力を発揮します。
その時間が22時〜2時という事になります。
もちろん、これだけでは無いですが(^ ^)
では、結局鍼灸施術ってなにしてくれるの?
と言うことですが、東洋医学に基づいてあなたの身体がちゃんと働くようにすると言うことです。
自然治癒力、回復力がちゃんと働いていないので痛みや不調があります。
免疫力が落ちているので、ちょっとしたことでカゼを引いたりインフルエンザにもかかりやすくなります。
体質改善をして身体の力を引き出すと言う事は、正常に働いていない力を働くようにすると言う事です。
早く寝ると言うことと、鍼灸施術を組み合わせると相乗効果で、どんどんと身体の力が高まると言う事になります。
早く寝ると言っても難しいと言う方には、鍼灸に少し通って下さいねと伝えます。
それによって、多少生活に無理があっても身体が回復力などを発揮できるようになるからです。
もちろん、早く寝た事に越した事は無いですし、来てくださった時には「早く寝ましょう」とアドバイスはしますが。
また早く寝ているのに、中々疲れが取れない、痛みが取れない、不調があると言う方は相当回復力が落ちているかもしれません。
今何か不調がある方は是非ご相談くださいね!
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